Returnalを5月3日からプレイし始め、5月10日にクリアしました。
真エンド(トロフィー「白い影」)までクリアして死亡回数は30回、クリアタイムは52時間39分でした。
ネットを見ると20時間程度でクリアしている人が多いようなので私はかなり遅い方ですね。
ローグライクということで慎重にじっくり進めた結果、1回のプレイ時間が長くなってしまいました。
エイムより弾幕回避が重要なゲーム性
私はTPSやFPSが苦手です。
何が苦手かというと物陰に隠れている敵を狙い撃ついわゆるエイム操作が苦手で、アンチャーテッドのような比較的簡単な部類のTPSですらクリアに苦労するくらいです。
ですのでReturnalをクリアできるか不安だったのですが、幸いエイム操作が苦手なことは問題になりませんでした。
敵の弾幕をジャンプやダッシュで回避することの方が重要で、敵は物陰に隠れたりせずエイムアシスト機能もあるためエイム操作で苦労する場面はありませんでした。
ゲーム性としてはTPSというよりモンハンやソウルシリーズのような3Dアクションに近く、慣れると弾幕を避けつつ銃を乱射する爽快なゲームプレイができるようになります。
序盤が一番辛い難易度
クリアまでに30回死んだのですが、最も多く死んだのは1面で、11回死にました。
1面は自分が操作に慣れていない上、出てくる武器やアイテムが貧弱で消費アイテムも1個しか持てない(後々3個まで持てるようになる)ということもあり、一番辛い難易度になっていると思います。
エリアが進むごとに使用できる武器やアイテムが増えてプレイヤー側の強さがインフレしていくのですが敵はそれほど強くならないので、終盤に行くほど難易度的には簡単になっていった印象です。
1面が鬼門ですが、そこで操作に慣れゲームシステムを理解できればそのままクリアまで行ける難易度になっていると思います。
ローグライク要素による緊張感と達成感
Returnalはいわゆるローグライクゲームなので死んだらレベルもアイテムもお金もリセットされます。
ただボス部屋や次のエリアへのショートカットなどは維持されるため、一度ショートカットを開通させればすぐに負けたボスに再戦しに行ったりすることが可能です。
しかし一直線にボスに向かうと強化がおろそかになってしまうため、クリアできる確率は低くなってしまいます。
私はクリアできる確率をできるだけ高めるために隅々までエリアを回って強化をしてからボスに挑んでいたので、ボスに挑むまでに3時間くらいかかることがよくありました。
そうすると、死んだら3時間が無駄になるというプレッシャーにより相当な緊張感を持ってプレイすることになり、それを乗り越えてボスを倒した時の達成感も相当なものとなります。
他ではなかなか味わえない、リアルに手が震える程の緊張感と達成感を味わうことができました。
ローグライクという非現実を現実化したシナリオ
Returnalにはわかりやすいストーリーはなく、なぜ主人公は死に戻りという非現実的な状態に置かれているのか、という謎が断片的な情報により明らかにされていきます。
このローグライクというシステムをそのままストーリーにしたようなシナリオはゲームシステムとうまく嚙み合っており、断片的な情報を集めるという要素もゲームプレイを進める動機をうまく補強できていると感じました。
わかりにくいシナリオではあるものの最終的に真エンドまでの情報を組み合わせれば、非現実的な状況に対して現実的な解釈をすることができるシナリオになっていると思います。
わかりやすい説明は最後まで無いので、自分の解釈が合っているかどうかの答え合わせはできませんが。
PS5専用ゲームとして満足の出来
上にも書きましたが私はTPSが苦手です。それでもReturnalに手を出したのは、このゲームが現状では数少ないPS5専用ゲームだからです。
PS4マルチのゲームもいいのですが、せっかくPS5を買ったならPS5用に作られたゲームをやってみたいですからね。
結果的には非常に満足のいく体験ができました。
今後もPS5専用ゲームはできるだけやっていきたいですね。
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